鉄拳8 上段連続技にしゃがみ中の技が出ない件

旧作から今でも残っている、バグに等しい仕様の1つに、上段技をしゃがんでいる間は「しゃがみ中に出す技」が出ない、というモノがあります。

これについては吉光に限った話ではないのですが、ザックリと内容をまとめておきます。



しゃがみ中の技が出ない条件

ここで言う「しゃがみ中に出す技」は例えば、吉光の華厳、キングのボディスマあたりを指します。

上段技の例としては、わかりやすいところだとスティーブのワンツースリーで、確認作業もこれでやりました。

コマコンでフレーム単位の検証をしたわけではないため正確ではないかもですが、何度も試した体感としては、

  • 上段連続技の初弾動作開始から、連続技の発生終了までの間にしゃがむと、その間は特定の技が出ない
  • 同タイミングでしゃがんでも、最後の技が終了直後からはその技を出せる
  • 初弾動作開始前にしゃがんでおくと、上段技が発生中も問題なく出せる
  • 相手の技の射程距離内でしゃがんでいる場合にのみ出なく、射程外なら途中でしゃがんでも出せる

  • が確定するところで、ただし但し書きがあって、

  • 上段連続技のつなぎが一定以上の速い場合に限る
  • 連続技が連続ガードかどうかは関係ない

  • これがどういうことかというと、ステブのワンツースリー(LPRPLP) は連続ガードでこの仕様の対象技ですが、吉光の卍葛(4LPLP…) は途中でしゃがめる技だけどこの対象技です。また、吉光の三散華(RKRKRK) も同じ上段連続技ですが、これは対象となりません。

    まぁこれで大体の雰囲気はわかってもらえると思います。


    技が出ない場合の挙動

    この仕様に引っかかった時、しゃがみ中3★LP の華厳は、しゃがパンに化けます。しゃがみ中14LP 版の華厳は、鬼薊(立ち途中LP) に化けます。

    なので吉光使いとしては出すなら 3★LP の方にしないと、死んでしまう可能性が高いです。

    キングの場合も同様にしゃがパンに化けますが、華厳と違って距離が長いので、相手の技の射程外から出すことに意味があり可能なため、条件を知らないと謎に成功したり失敗したり、という感覚になるかもしれません。

    また、レッグブレーカーがしゃがステなので、遠くからならワンツースリーを見た瞬間に出すと、仕様に引っかからず確実に当てることができるので、知りたくもない使える知識としては有用そうです。


    例外はある

    しかしながら、吉光の露払い(しゃがみ中3RK) はなぜかこの仕様に引っかからずに出すことができます。

    コマンド的にはボディスマと変わらないはずなのですが、技途中でしゃがんで、かつ技の真下にいても発生できるので意味不明です。というか、それが本来は正しいです。

    色んな技を調べると判明するかもですが、一応ボディスマと露払いの違いとしては、技終わりが立ちなのか、しゃがみ帰着なのか、が異なります。華厳は立ち状態です。

    そう思って飛鳥のしゃがみ帰着な雅(しゃがみ中3RP) を試すとやはり出ないので、立ち/しゃがみ帰着は関係ないようです。


    正直、しゃがみ中に出す技の多くは、上段技をしゃがんで躱しながら出すことを目的とすることが多いので、この仕様は明らかに意図しない挙動の範囲だと思うのですが、意図しない挙動は優先的に修正する運営なはずなので(※ブレードのナーフを恨んで言ってるワケではない)、意図しているということになるのでしょうか。

    とりあえず条件は大体把握できたので、上段連続技の発生後から終わりまでは、射程距離の下には謎の結界が張られているということ、その結界の中では多くのしゃがみ中の技が出せなくなるが、結界を無効化する技も存在し、先にしゃがんでおいても無効化できること、を覚えておけばテストに出ると思われます。

    普段はこんなこと考えなくてよいですが、ここぞという時に「今はどうせ出ない……っ!」と判断して我慢し、他の強い選択肢をとっさに考えて実行する、という場面がくるかもしれません、という感じで超一部の人の役に立てば嬉しいです:-)

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