引き続き、あまり弱くならない程度にお勉強に時間を割いていきます。
今回は基本中の基本ともいえるヒート発動技ヒット後の選択肢について、今バージョンの状況を全然把握していなかったので整理します。
基礎知識
ヒート発動技は全て、通常状態で地上ヒットさせるとヒートダッシュが発動し、+9F の有利となります。シーズン1までは +17F でした。発動直後にしゃがみ入力しておくと、しゃがみ帰着します。
ヒート状態かつフレームも有利ということで、なんでもできそうに見えて結構ちゃんと考えておかないと、切り返されてしまいヒート時間が無碍に消費されてしまいます。
その場の閃きで行動を選択するよりは、ある程度は事前に選択肢とその効果・可能性を頭に入れておくと、様々な状況に対して安定を取ったり、ハイリスク・ハイリターンをしやすくなります。
対パワークラッシュ・レイジアーツ
まず考えておきたいのはパワクラ系で、自分がどの技を出せばパワクラが間に合わないのか、間に合ってしまうのか、を把握しつつの選択となります。パワークラッシュ技は、受け止める効果が 6F ~ 8F 目からといくつかあるようですが、通常のパワクラ技は 7F からと考えてよさげです。6F とかは背向けや構えからが多いようです。
レイジアーツは 8F目 から受け止めて発生可能です。
これらとヒート発動時の +9 を合わせて考えると、パワクラは発生16F以上の技に対して返せ、レイジアーツは発生17F以上に対して発動できる、ということになります。
ド安定にするなら発生15F以下の技を出せば、パワクラ系は対処できるということで、相手の選択肢のクセや体力状況を含めて考える1つの条件となります。
横移動での回避
では奥・手前の横移動で避けようとした場合はどうでしょうか。これは技の左右横への強さと、相手キャラの横のペラさも関わってくるので絶対的な条件はないのですが、吉光の技でだいたいの感触を述べておくと──
発生15F までの技なら、ほぼほぼ左右の横移動に引っかかります。
発生16F あたりから怪しさを含むようになり、圧切(発生16F)は吉光から見て右に避けられたらほぼスカるし、弾割り(発生17F)は結構引っかかるけどキャラ次第だったり、戸板倒し(発生18F)は左右で余裕で避けられる、くらいの感じになります。
ステップインアッパー(発生15F)がある時点で、横で避けようとするとほぼ浮くため、なかなかそういう選択肢は取ってこないですが、細いキャラ使いはぼちぼち試みてきたりするので、相手のクセと横の太さ加減を含めて考える条件となります。
返し技
返し技の発生は他キャラを全然知らないので、吉光の金打(3F ~ 9F で返し有効)で考えます。ヒット後 +9 からなので、発生11F以下なら返すことができず、発生12F以上かつ有効範囲内なら返される、ということになります。
また、投げは発生11F or 12F なので、返し技自体は既に発生している状況となり、投げが確定します。仁やリロイあたりは返し技が大好きなので、投げの選択肢はそこそこ強く安定します。
全員共通としては下段捌きがありますが、これは 1F目 から捌き判定があるので、下段は常に捌かれる可能性を考慮することになります。
吉光用の知識
最後にいくつか吉光として知っておいて損はない知識を整理します。対パワクラ 卍葛
パワクラの性能次第で変わるかもですが、戸板倒しに対してとすると、卍葛5発~華輪1回~ステップインアッパー が確定します。
(4LPLPLPLPLP ~ 4RK or 4LK ~ 3RP or 9LK)
葛はダメージがだいぶ上がったので、ゴリゴリ減って状況的にはほぼ勝ち確コースになるでしょう。ちょうど発生とパワクラ開始がジャストになったことから、こんな図々しいこともできるようになりました。
対レイジアーツ 卍葛~華輪
葛は硬直が軽いのですが、レイジアーツに対しては葛1発止めではガードが間に合いません。これを 葛1発~華輪1回~ステップインアッパー にすると避けて確定させることができます。
しかし、葛2発~華輪 は間に合わず被弾します。
総合すると、相手がレイジ状態の場合、アーツの選択肢がある以上は卍葛を選択肢に入れるのは賢くないと言えそうです。わざわざ誘って出させて華輪で避けたい欲求が起きない限りは、アーツ読みなら発生15F 以下にしておくのがベターでしょう。
対ジャンステ 下段
ヒート発動直後に 卍芟(発生18F)はぼちぼち安定かついやらしい選択肢です。ただ、隼などライトゥー系は 9F から空中ステータスになるので、ジャストで間に合って飛ばれてしまいます。それが嫌かつ、低い姿勢な下段にしたくない場合、野槌踏み(発生17)にすると空中ステータスが間に合わずヒットします。左右にもほぼ避けられないので、確実に体力を奪っていきたい強敵相手のときには重宝します。
一部には 9F より早く空中ステータスが発生する技があるので、それ系持ち+打ってくる相手の時は下段は控えめにする感じになります。
おわりに
あと本題とはちょっと違うところとしては、ヒート発動技をガードさせてのヒートダッシュは +5F なので、今回の話から -4F ほど有利が減ると考えれば、かなり安定行動となる技が減ることがわかるでしょう。まぁシーズン1の時は削りも含めて強すぎたので、今くらいがゲーム性としては正しいというか、ちょうどよい気はします。
ちなみに、シーズン2からつい最近までは、eyemusician の対戦動画を見て、自信満々で吹雪(発生15F)を打ち込んでいるのを見て、それが正着なんだろうと信じ切って調べもせず、自分も吹雪を多めに対戦していました。これが当たる当たるw
おそらくこういうことなんだろうと、思って調べてみてようやくって感じなのですが、たまには自分より上のプレイヤーを参考にただ真似て実践してみて、あとから理解するってのも悪くないと思った次第であります:-)