関東大吉光祭 が無事終わりました。主催者&参加者の皆さん、お疲れ様でした。
久々にガチの対戦をしたり、知った顔に会えたことで、また自分の中で変化が起きたという所では、やはりリアルイベントというのはとても意味のあるものなのだと実感しました。
良質な大イベント
まず初の e-Sports 系会場に参加しましたが、とても綺麗かつ設備もしっかりしていて、運営の努力もあって素晴らしい環境でした。配信もされていて、なんだかんだ手慣れた司会進行だったので、動画を見て行きたい人が増えるといいですね。今回は100人以上の参加者で、そのうち新規参加者が 1/3 以上いたように見えたので、とても良い傾向なのはやはり主催者の人徳のなす所なんですかね。まぁそういうことにしておきましょう。
グッズの特に冊子が頑張って作られていて、編集者と執筆者の労力がヒシヒシと伝わる内容でした。当日に届いたというだけあって、華輪のダメージ増加も記載されており、その他コンテンツも盛り沢山。画像も色々良好だったのは、新機能のフォトモードが活躍したのかな。
対戦台も20台あって、大会は星取と勝抜きの2種類あるおかげでサクサク進行だったし、フリー対戦もぼちぼちやれたので十分な感じでしたね。たまに一部の USB が効かなかったり、音が聞こえなかったり、とかあったので、大会前に気づいたら申告して対応してもらうのが、お互い良い感じだと思いました。
終了後は二次会で軽い飲み食いとひたすらヤスケンジャンケンをする会、その後は結構な人数が三次会に行っていたので、意味不明でした。やはり第一線を退いたオールドプレイヤーはもうついていける気がしない。昔は俺も埼玉POPYの軍総杯で前日入りして寝泊まりとかしていたのは、ホント若さはバカさだっただけでしたね。
5 on 5
肝心の大会は、段位帯で適度に割り振られたランダム 5 on 5 で、自分は確か1勝4敗でした。そのわりに、仲間が勝ってくれて結構進めたので、ありがとごめんなさいな感じ。あらゆる面で雑魚すぎた。まずオフラインが初めてで慣れていなかった要素が、
- コントローラーの設定タイミングとボタン確認作業
- 音が聞こえない場合があり、ヘッドホンを持参すべき?(皆使ってなかった)
- 普段ない操作ミスがあり、ほぼ緊張のせいだけど慣れと対応が必要
- となりでボタンを押す音が聞こえてしまい、スカ確が実力じゃない感ある
聞いた所だと、ゲーセンの筐体でレバーとボタンの感じが場所によって違うように、Stream なオフライン環境でも体感が全て同じというわけではないので、そこは受け入れつつ頑張るみたい。
肝心の対戦は、鉄拳8として全然わかっていなったのが露呈。最も重要なのはメンタルという話で、1先でこのゲーム性は怖すぎて露払い打てねーんだけど、絶対打たないとダメなやつ。コンボ始動技をガンガン振ってかないとダメなやつ。
あと流れを取り戻すのが厳しい。2 ROUND まであたりで、勝ち負けが決まりかけてて、押し戻すことが1度も叶わなかった。確か、ノビ・プロが大きな大会で超連続負けしてたことがあって、ノビであんなことあるんかって思って見てたけど、全然あるわって思えた。このゲームで常勝に近いことしてるトップ層は凄い。
個人的な体感
今回のイベントに参加して良かった点とそうでない点がやはりあった。良かったのは強くなったこと。やっぱ、家でちまちまオンライン対戦やってるのと、大会でヒリついて勝ち負けを経験するのとでは、それはもう雲泥の差がある。
家だと失うものはせいぜい段位ポイント程度で、大会だと反省や振り返りよりも、今そのものの不甲斐なさを実感したり、仲間の役に立てなかった申し訳無さが、歳取った今でも沸き起こる。んで、翌日そういう感覚を元にプレイすると、なんか全然違うんだよね。眠ってた真剣さが起こされた感じ、やっぱ大会やなって思った。
あまり楽しくない話としては、やっぱイベントそのものに参加したいかと言われれば、どっちかというと参加したくない気持ちがあり、だいたいなんでかわかった。
京都 → 大阪 → 東京 と主戦場を変え、強くなるために遠征したり、ゲーセン後に泊まりで集まってやってたのは、楽しいから → 励んでいた んじゃなくて、強くなって勝つために → 取り組んでいた 側面が強かったんだなって。楽しいというか、その流れが当たり前な環境にいるのが心地よかったという感じ。
だからオフ会イベントって言われても、目的がいまいちピンとこない。別に強くなるために集まるわけじゃなくて?同窓会のように楽しむ?というのがしっくりこない。
もちろんこのイベントも行って良かったと思えてるけど、引退前まで関わってくれていたプレイヤー達や環境には、すごく恵まれていたんだな、というのを改めて認識できたので嬉しいし、一生物の財産だと思ってる。
目的達成
なにげに一番の目的は、ミスターとミストに会うことだった。二人ともだいたいそのままだったし、思ったよりも全然若々しくてビックリした。俺のいなかった時代の話とか、昔の仲間の今を聞けて満足した。
初耳で嬉しかったのは、関西から東京へ移ったあたりの話。自分が京都からモンテへ武者修行しにいっていた頃は、まだ全然成長中で、よくゲスト側の台でやられまくるわ、吉光と飛鳥はめちゃくちゃブーイングされる土地柄だわで、どっちかっつーと大変だった思い出しかない。
段位戦を逃げるとかは全くないとはいえ(たこ焼き休憩だけはお願いしていたけど)、自分の中では引っ越す最後の最後まで、モンテで認められた感はないままだった。
それが東京に行って、大会の上位層に入るようになったり、アルカディアの記事を書いたり、対戦動画がDVDに収められたりしたことで、関西の方で『かんのこ頑張ってるみたいだぞ』『関東の中でも一番伸びてるんじゃないか』って話をしてくれてたらしく、これが聞けただけでも行ったかいがあった。当時に聞いてたら調子コイてたかもだから、今でよかった。
ちなみに、モンテでかのメンストリュウにバシッと言われた言葉で今でも守っていることがある。当時は逃げ腰気味な面があって、実力差を埋め難く、受け身をあまり取らない自分に対して、
『そこは勝負受け身せなアカン』
これだけなら当たり前の話ではあるんだけど、よっぽど見かねたんだろうなと思う。これを機にまた1つ殻を破る努力をできた気がするし、受け身を迷うたびに頭をよぎってる。
たかがゲームという中でも、誰しもこういう影響を受けた言葉とかがあるんじゃないかなって。真剣には真剣に応えてくれるってのは嬉しいもんです。
過去の対戦話
そこまでとは言わなくとも、自分も頑張って強くなった末に、あちこちの遠征やら、わざわざ会いにきてくれた吉光使いやら、オンラインやらで確かな強さで勝ちを重ねるようになり、自分は格下相手だとけっこう詰む形になる無類の強さを発揮する特性があって、昨日も 26敗だの 50連敗だのしたんですけど!って話しかけてもらいました。正直、そういうのを各所に巻き散らかしてきたのもあって、すぐは思い出せないし、50連敗とかできないでしょってなるんだけど、対戦場所とかその後の会話を教えてもらったら案外思い出せるもので、ヤッてましたわ。ヤラれた方は一生覚えてるヤツ~。
でもそういう連敗もその後の会話も身に沁みたっていってくれるし、やっぱ格上に揉まれて挫折や距離の遠さを味わうのって、どんな取り組みでも大事なんやなって思うので、近年の若者には無茶をさせないとか、そういう風潮はクソ喰らえ派なわけ。皆が普通よりも、尖ってなんぼやんな。
ちな、翌日になってラウンジで単独のグループマッチやってたら、その1人のお洒落な吉光使いが俺を見つけて、当時のリベンジと言わんが如く襲いかかってきたので、もの凄く綺麗に返り討ちしておきました。っていうか、むしろ大会で負けた俺のリベンジが成功した形。
ただ今日はヤル気に満ちていたのと、その前に熱い平八戦をこなしてポッカポカに温まっていたので、多分昨日の 1.5倍 くらい強くなってたと思う。あの強さを維持するのは厳しいので、ちょうどよい時にきていただけましたw
しかしながら昨日の今日でこんなんだから、まだ全然伸びしろがあるやんけってこの歳になって実感できたのはとても嬉しい。まだ舞える(^o^)